【12月20日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は19日、第13節が行われ、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)はマルクス・テュラム(Marcus Thuram)が相手選手の顔に唾を吐いて退場処分を受け、1-2で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に敗れた。

 アンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)のゴールで同点に追いつかれた直後の79分、テュラムは相手DFのステファン・ポシュ(Stefan Posch)の顔に向かって唾を吐いたことをビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が確認し、一発レッドカードを受けた。

 1998年W杯フランス大会(1998 World Cup)の優勝メンバーであるリリアン(Lilian Thuram)氏の息子で、11月にはフランス代表デビューを飾ったばかりのテュラムにとっては、ブンデス挑戦2シーズン目で初の退場となった。フランス・リーグ1のギャンガン(En Avant de Guingamp)でプレーした18-19シーズンには2回退場しており、キャリア通算では3回目となる。

 試合はテュラムの退場で流れが変わり、その数分後、ファーサイドでフリーになっていたライアン・セセニョン(Ryan Sessegnon)がクロスに合わせてホッフェンハイムが逆転に成功した。一方、前半に主将のラース・シュティンドル(Lars Stindl)のPKで先制したボルシアMGは、リードを守り切れなかった。

 チームメートのクリストフ・クラマー(Christoph Kramer)は「ああいうことをしてはいけない。説明がつかない」とコメント。バレンティーノ・ラザロ(Valentino Lazaro)も、テュラムの退場で「チームが壊れた」と認めた。(c)AFP/Ryland JAMES