【12月20日 AFP】20-21フランス・リーグ1は19日、第16節の試合が行われ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は1-1でスタッド・ランス(Stade Reims)と引き分け、今季初めて3位以内に浮上できる機会を生かせなかった。アンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督は「チャンスを逃した」と話している。

 マルセイユは長友佑都(Yuto Nagatomo)のオウンゴールで先に失点をすると、フロリアン・トヴァン(Florian Thauvin)のゴールで同点に追いついたが、逆転には至らなかった。退場者を出して黒星を喫した16日のレンヌ(Stade Rennes FC)戦に続き、勝利を収められなかったチームは4位にとどまっている。

 ビラス・ボアス監督は「チャンスを逃した。レンヌ戦でも11人対11人の状態では良い試合ができていたから、この結果は予想外だ」「痛い引き分けだし、控室ではみんな落ち込んでいた」とコメントした。

 監督はレンヌ戦からメンバーを2人変更し、日本代表で歴代2位のキャップ数を持つ長友とアルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)を先発に入れた。

 しかし長友は、22分に相手の低い折り返しを処理しきれずにオウンゴールを献上。その後も調子は上向かず、数分後にはイエローカードをもらった。

 それでもチームは前半終了間際、ダリオ・ベネデット(Dario Benedetto)の頭での折り返しにトヴァンが合わせて同点に追いつくと、終盤には酒井宏樹(Hiroki Sakai)やディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)が決勝点を狙ったが、ランスが持ちこたえて勝ち点1を獲得した。(c)AFP