【12月14日 AFP】20-21フランス・リーグ1は13日、第14節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に0-1で敗れて首位の座を明け渡すと、さらにはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が足首を負傷してピッチを後にしたことで、壊滅的な打撃を受ける可能性も出てきた。

 35分にティノ・カデウェレ(Tino Kadewere)の決めたゴールにより、ここ8戦で7勝目を挙げたリヨンは、同日の試合でボルドー(FC Girondins de Bordeaux)を2-1で下したリール(Lille OSC)とともに、リーグトップの勝ち点29で並んだ。

 今季リーグ戦4敗目を喫したPSGはこれで3位に転落したが、終了間際にチアゴ・メンデス(Thiago Henrique Mendes Ribeiro)のタックルを受けて、足首を不自然にひねったネイマールの状態がより大きな懸念となっている。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のビデオ判定によりチアゴ・メンデスが退場処分となる中、ネイマールは取り乱し、かなりの痛みの中でドクターをすぐ呼び、その後担架に乗せられピッチを後にした。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は仏テレビ局TF1のスポーツ番組「Telefoot」で、「彼にはフィジオと医師がついている。明日(14日)の検査を待たなければならない」と語っている。

 リヨンが敵地でのPSG戦で2007年以来となる白星を挙げたことで、今季は正真正銘のタイトル争いが繰り広げられる見込みが出てきた。首位から5位までの勝ち点差はわずか3となっており、トップの2チームを勝ち点1差でPSGが追う中、さらに同1差で2試合消化の少ない4位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)、5位モンペリエ(Montpellier HSC)が続いている。(c)AFP