【12月20日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)は19日、決勝が行われ、蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)が2-1でペルセポリスFC(Persepolis FC、イラン)に勝利し、2回目のアジア制覇を達成した。

 蔚山は負けなしで頂点まで駆け抜けた2012年の初優勝のときと同様、無敗でアジア王者に輝いた。再開後は9連勝、さらにその間の全試合で2得点以上を挙げての優勝だった。

 ペルセポリスも果敢に戦って蔚山のジュニオール・ネグロン(Junior Negrao)を封じ込めるだけでなく、前半の終盤に先制点を奪取した。相手DFのコントロールミスからメフディ・アブディ(Mehdi Abdi)が鋭い反応でボールを奪い、そのまま持ち上がってゴール左隅にシュートを決めた。

 しかし蔚山も前半アディショナルタイム4分、ユン・ビッカラム(Bit-garam Yoon)がペナルティーエリア内で倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を経てPKを得た。ネグロンのキックは相手GKの横っ飛びのセーブに阻まれたが、跳ね返りをネグロンが自ら押し込んで今大会6ゴール目を決めた。

 後半に勢いを増した蔚山は、攻勢をかける中で迎えた55分、相手にハンドがあったとしてまたしてもVARによるPKのチャンスを得ると、今度はネグロンがGKの逆を突くキックをしっかり成功させて逆転した。(c)AFP