【12月19日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第13節が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は16歳のFWユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)が同リーグ史上最年少ゴールを決めたものの、アウェーでウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に1-2で敗れ、リーグ優勝を目指す中でまたしても痛手を負った。

 イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)からローン移籍中のタイウォ・アウォニイ(Taiwo Awoniyi)にヘディングを決められ、後半開始早々にリードを許したドルトムントだが、ムココがわずか16歳28日にして同点弾をマークして追いついた。

 ムココの得点は、今年6月のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)が樹立した17歳34日の最年少得点記録を更新した。

 しかしムココの歓喜もつかの間、ドルトムントは78分にCKから相手DFマーヴィン・フリードリヒ(Marvin Friedrich)にヘディングを決められ、またしてもセットプレーから失点をした。

 ドルトムントのDFマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は、ホームでまさかの黒星を喫した11月のケルン(1. FC Cologne)戦を引き合いに出しながら、「セットプレーでリーグ戦の試合に敗れるのはこれで2度目。大惨事だ」と、ライブストリーミングサービスDAZN(ダゾーン)で怒りをあらわにした。

「とにかく自分たちを責めている。起きてはいけないこと」

 12日に行われたVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とのホームゲームに1-5で大敗し、ルシアン・ファーブル(Lucien Favre)前監督が解任されたドルトムントは、この日も守備面の不安を露呈。

 エディン・テルジッチ(Edin Terzic)暫定監督の下、ミッドウイークに開催されたヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)とのアウェーゲームでは2-1で勝利し、立て直しに成功していたが、ウニオン相手にまたしても簡単にボールを奪われ、守備も散漫だったつけを払わされた。

 今季5敗目を喫したドルトムントは、19日にバイエルンとの首位攻防戦を控えている1位レバークーゼンと6ポイント差の4位につけている。一方、一つの前のホームゲームで欧州王者バイエルンと1-1で引き分けていたウニオンは、ドルトムントと勝ち点1差の5位に浮上した。(c)AFP