【12月16日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は15日、第12節が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は主将マルコ・ロイス(Marco Reus)が終盤に勝ち越し点を挙げ、敵地でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に2-1で勝利。13日に就任したばかりのエディン・テルジッチ(Edin Terzic)暫定監督の初陣を白星で飾った。

 VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)相手にホームで1-5と大敗したドルトムントは、それから24時間もたたないうちに前指揮官のルシアン・ファーブル(Lucien Favre)氏を解任し、38歳のテルジッチ氏が後任となった。

 今季の残りを指揮することになったテルジッチ暫定監督がリーグ戦では4試合ぶりとなる勝利をドルトムントにもたらした一方、ブレーメンはこれで4連敗となった。

 イングランド・プレミアリーグ、ウェストハム(West Ham)の指揮官だったスラベン・ビリッチ(Slaven Bilic)氏の下で、2015年から17年までアシスタントコーチを務めたテルジッチ監督は「立て直しを示すことが重要だった」とコメントした。

「失う余裕のない場所で何度かボールをロストしたから、取り掛かるべきことは多くある」

 ドルトムントは12分、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)のシュートが相手選手に当たると、これにいち早く反応したラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)が押し込み先制した。

 ケビン・メーバルト(Kevin Moehwald)にゴールを決められ、28分に追いつかれたドルトムントだったが、DFマヌエル・アカンジ(Manuel Akanji)がペナルティーエリア内で倒され、失点につながったミスを帳消しにした。

 相手GKにPKを防がれたマルコ・ロイス(Marco Reus)だったが、こぼれ球をしっかりと押し込み、ドルトムントが78分に勝ち越した。(c)AFP