【12月19日 AFP】(更新)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は18日、ツイッター(Twitter)に投稿した動画メッセージで、新型コロナウイルス感染とそれに伴う症状によって活動ペースが「減速」していることを認めつつも、体調は良好だと強調した。同国ではクリスマスと新年の休暇を前にして新型ウイルスの流行が再燃。国内の死者数は同日、6万人を超えた。

 マクロン氏は17日の検査で新型コロナウイルス陽性となり、パリ近郊の公邸で自主隔離しながら職務を続けている。

 マクロン氏は自ら撮影したとみられる動画メッセージで、「調子は良い。症状はきのうと同じで、倦怠(けんたい)感と頭痛、空せきがある。他の数十万人のみなさんと同じように」と表明。「ウイルスのせいで活動は少し減速している」とした一方で、ウイルス対策や、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)などの「優先課題」については現在も積極的に関与していると述べた。

 仏保健当局は同日、同国の新型コロナウイルスによる死者が6万229人に増加したと発表。感染の拡大ペースが増加していることに懸念を表明した。(c)AFP