【12月18日 AFP】(更新)ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は18日、ゲームソフト「サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)」をプレイステーション・ストア(PlayStation Store)から取り下げると発表した。同作は今月10日に鳴り物入りで発売されたものの、直後にバグや前世代機でのプレーに支障があるなどの苦情が相次いだ他、健康上のリスクについても指摘されていた。

 同社は発表で、「ソニー・インタラクティブエンタテインメントは全てのお客様にご満足いただける体験をお届けするべく努めております。このたび、プレイステーション・ストアから『サイバーパンク2077』(ダウンロード版)をご購入いただいたお客様で希望される方には、購入代金の全額返金の受付を実施いたします」と表明。プレイステーション・ストアでは当面の間、同作の販売を中止するとした。

 開発元のポーランド企業CDプロジェクトRED(CD PROJEKT RED)は今週、同作の問題について謝罪し、バグを修正するパッチを1月と2月に配信すると説明。パッチ公開を待てない人には返金をする意向を表明していた。

 同社は18日、ツイッター(Twitter)への投稿で、「サイバーパンク2077が一刻も早くプレイステーションに復帰できるよう努力している」と表明。パッケージ版は現在も購入可能だとした。

 サイバーパンク2077は発売が今年2度にわたり延期された上、レビューを行った人からてんかん発作を起こしたとの苦情が出たことで、健康被害の注意喚起が添えられることとなった。CDプロジェクトREDは先週、健康被害の可能性に対する「より永続的な解決策」をできる限り早急に見つけるよう取り組んでいると説明している。(c)AFP