【12月27日 AFP】70~80代の世の男性たちが、車椅子に乗ったまま移動できる階段昇降機に興味を示す中、先日、米人気俳優ハリソン・フォード(Harrison Ford)さん(78)が人気映画「インディ・ジョーンズ(Indiana Jones)」シリーズの最新作に再び出演するニュースが報じられた。アクション映画に出るには年を取り過ぎているのではないかという観客の懸念を払拭(ふっしょく)しようと年齢の限界に挑戦する老年のハリウッド(Hollywood)男性俳優は、フォードさんだけではない。アクション映画で現役で活躍しているスターたちをまとめた。

■クリント・イーストウッド(90)

 ハリウッドでたとえ厳格なロックダウン(都市封鎖)が実施されても、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)さんが、自身で監督している最新作『クライ・マッチョ(原題:Cry Macho)』の製作を中止することはなかった。同作では主演も務め、ばらばらになった家族と関わる落ちぶれた老年のロデオ乗りを演じている。

 同じく、自身で監督した2018年公開の映画『運び屋(The Mule)』でメキシコの麻薬組織に雇われた80代の麻薬密輸業者を演じた際も、弱々しさをみじんも感じさせなかった。

■シルヴェスター・スタローン(74)

 まだまだ「青二才」のシルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)さんは、うわさでは、アクション映画シリーズの第4弾『エクスペンダブルズ4(原題:The Expendables 4)』で傭兵(ようへい)部隊を率いるリーダーを再び演じるため、準備に余念がないといわれている。

 スタローンさんが生み出した同シリーズは、ハリウッドの「老人ホーム」に恩恵をもたらし、ブルース・ウィリス(Bruce Willis)さん(65)やドルフ・ラングレン(Dolph Lundgren)さん(63)、ジャン・クロード・ヴァン・ダム(Jean-Claude Van Damme)さん(60)といったアクション俳優の後年のキャリアに、思いもしなかった輝きをもたらした。

 スタローンさんは、「中国が米国を所有する」という設定の新作映画『リトル・アメリカ(原題:Little America)』では用心棒役、DCコミックス(DC Comics)のバイオレンスアクション映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』ではスーパーヒーローならぬスーパービラン(悪役)役での出演が決まっている。