【12月17日 CNS】標高8848.86メートル!――今月8日、中国の天然資源省は「2020エベレスト標高調査」プロジェクトで集めたデータをもとに、エベレスト(Mount Everest)の最新の高さを正しく算出した。これが中国の5Gがカバーできる最高の高さでもある。中国国産のスマートフォン、栄耀(HONOR、オナー)は測定チームと一緒に登頂し、その過程を5Gに介して伝送した。そして登頂したあと、人類歴史上初めてエベレストから5G通話に成功した。

 今回の登頂測量を円満に行うため、今年の4月にファーウェイ(Huawei)は中国移動と連携してエベレストで5G通信環境を構築するプロジェクトを実施した。標高5200メートル地点にベースキャンプ、5800メートル地点に中継キャンプ、6500メートルに最前線キャンプとなる5G基地局を設置した。5G信号はベースキャンプからエベレスト北側にある斜面のルートに沿って山頂までカバーした。

 また、エベレストの低温と暗い光の条件でも、HONORスマホのカメラは抜群な撮影能力を発揮した。HONORスマホの優れたハードウエアサポートと強力なソフトウエアのおかげで、登山の全行程を撮影した写真は、鮮明で安定しており、多くの登山チームの日常と雪をかぶった山の風景を記録した。全体的な色の再現も高い水準に達した。HONORスマホの中継を見た多くのネットユーザーは、調査チームと一緒にエベレストを「歩き回る」貴重な体験をした形だ。

 エベレストに5G基地局を設置することは平野に基地局を設置することよりはるかに難しい。まず、エベレストの環境は厳しく、物資の輸送は困難で非効率的に加え、超低温環境は電子機器の誤動作、故障、精度の低下を引き起こすこともある。関係者たちはこうした多くの技術的な難問をクリアした。

 標高8848.86メートルのエベレストに沿って5Gネットワークの網羅立の向上と伝送、道中の風景の撮影を実現したことは、5Gネットワークの構築者と携帯電話端末メーカーにとっては大きな挑戦だった。HONORスマホがエベレストの洗礼を受けたことで、その高い品質を世界に示した。(c)CNS/JCM/AFPBB News