【1月28日 CNS】大手就活プラットフォーム「猟聘(Liepin)」が発表した2019年度の「中高級人材データ報告書」によると、北京と深セン(Shenzhen)で5G関連の人材に対する需要が最も高く、細分領域ではアプリの人材需要が最も旺盛だ。

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 5G領域の中高級人材需要のトップ10の都市は、深センと北京がそれぞれ18.3%と18.1%を占め、1位と2位を占める。上海は13.8%で、ここまでの3都市を合わせると約50%を占める。杭州(Hangzhou)と広州(Guangzhou)は6.0%と5.0%、そのほかの都市は3%を下回る。

 報告書によると、深セン、北京、上海の共通する特徴は、経済が発達しており、ハイテク企業が集中している点だ。このうち、北京はインターネット企業が密集しており、深センは巨大電気通信企業の華為技術(ファーウェイ、Huawei)と中興(ZTE)の本社があり、強大なハード製造能力を有し、5G人材への需要も旺盛だ。

 5Gの4大細分化領域は「5G応用」「端末と通信事業会社」「部品と材料」「伝送ネットワーク」で、人材需要の占める比率はそれぞれ、60.7%、17.5%、15.69%、6.12%。

 このうち「5G応用」は領域が広範にわたり、スマートセキュリティー、スマート家電、スマートシティー、工業用インターネットなどを含み、個人の生活、娯楽シーン、都市開発などと密接な関係があり、市場の需要は非常に高く、就業の機会が最も多い。

 2019年の5G関連の人気職種トップ10を見ると、技術的職種が主で、中でもバックエンド開発の需要が最も高く、2番目はアルゴリズムエンジニアだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News