【12月17日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは16日、第13節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は終了間際のロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の決勝点でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を2-1で下し首位に浮上。試合後には両チームの指揮官が言い争う一幕があった。

 首位攻防戦はリバプールがモハメド・サラー(Mohamed Salah)のゴールで先制すると、トッテナムは孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)の得点で前半を1-1で折り返したが、迎えた90分にフィルミーノがヘディングゴールを決めた。

 しかしトッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は試合後、リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督やコーチの態度に激怒。タッチライン際で何度も不満を訴えて判定に影響を与えようとしていたと主張した。

 フィルミーノの決勝点に大喜びしたクロップ監督と試合後に激しく言葉を交わしていたモウリーニョ監督は、その時のやり取りについて問われると、「ベストチームが負けたと言ったが、彼は同意しなかった。それが彼の立場だ」と答えた。

「もし私がタッチライン際で彼と同じように振る舞ったら、そこにとどまることはできないだろう。どういうわけか自分は違うらしい」「お互いの間には何も問題はない。審判が彼にそう振る舞わせている。私の問題ではない。自分にあんなことはできないので残念だが、そういうものなのだろう」

 一方のクロップ監督も「深刻なことは何もない。彼が言ったことを自分が繰り返す必要はない。言い争いはない」と火消しを図った。

 けが人が続出しているリバプールだが、9試合負けなしでトッテナムと3ポイント差の首位に立った。一方のトッテナムは開幕戦以来となる今季2敗目を喫し、リーグ戦での無敗は11で止まった。

 その他の試合では、アーセナル(Arsenal)が1-1で3位サウサンプトン(Southampton FC)と引き分け、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督への重圧が強まる中で、ホームゲーム5連敗は回避した。5位エバートン(Everton)は敵地で4位レスター・シティ(Leicester City)に2-0で勝利した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS