【12月16日 AFP】サッカー、ギリシャスーパーリーグ(1部)のアリス・テッサロニキ(Aris Thessaloniki)でプレーするGKマリオス・シアバニス(Marios Siampanis)が、八百長を持ちかけられる買収工作があったことを告発し、選手会から称賛されている。

 シアバニスは14日、ギリシャサッカー連盟(HFF)とスーパーリーグに書簡を送り、「PAOK FCとのダービーの前に、ひどいプレーをするようはたらきかけがあった」と明かした。シアバニスはすでに、この件の捜査を担当する検察官の前で証言を行っている。

 これを受けて選手会(PSAP)は「われわれは試合経過を最大限に尊重しながらも、あらゆる目的の八百長撲滅に向けたさまざまなプログラムへ積極的に参加し、サッカーそのものを守ろうとしている。そうした立場の団体として、加盟メンバーが勇気と責任感を持ってそうした試みを批判したことを称賛する」と話した。

 シアバニスが八百長を持ちかけられたのは、13日に行われたPAOKとの上位対決の前で、テッサロニキはこの試合に1-0で勝利して勝ち点26の2位に浮上し、逆にPAOKは2ポイント差の3位に後退した。

 PAOKは声明を発表し、「われわれをはめようとした者たちが、国内外の関係当局に対してどう言い逃れし、自らを正当化するのかを見届けたい。そうやって穴に隠れようとする者たちは、いつの間にか墓穴を掘っているものだ」と述べた。

 PAOKは、シアバニスの買収を試みたのは現在首位に立つオリンピアコス(Olympiacos)だと主張しているが、これに対してオリンピアコスも「全ては法の手に委ねられた」と返し、自らも工作を批判している。

「ギリシャの司法を尊重しつつ、ファンとともに捜査の進展をしっかり見守りながら、全てが白日の下にさらされることを期待したい。『きれいな』手の者たちが悪人を罰し、ギリシャサッカーから追放してくれることだろう」 (c)AFP