【12月14日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は13日、ルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督を解任したと発表した。

 ドルトムントは前日、ホームでVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に1-5で惨敗し、首位と6ポイント差の5位となっている。

 後任にはアシスタントコーチを務めていたエディン・テルジッチ(Edin Terzic)氏が就き、「今季終了まで」指揮を執る。

 ミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)スポーティング・ディレクター(SD)は「非常に難しい決断だが、今のネガティブな流れはシーズン目標の達成を危うくしていると確信している。そのため、対策を講じなくてはならなかった」と話した。

 一方、2009年にバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に1-5で敗れて以来となるホームでの大敗を喫した後、「大惨事」だと語っていたファーブル監督本人は決定に失望したと明かしており、独紙ビルト(Bild)は「たもとを分かつことになり非常に残念だ」とする指揮官のコメントを伝えている。

「2年にわたり成功を収め、今季も再び結果を出せるチームだった。今もその点については確信している」

 ドルトムントは大黒柱のアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が負傷し、来年1月までの離脱が決まって以来、リーグ戦2試合で勝ち点1しか挙げられていない。(c)AFP