【12月14日 AFP】現在開催されている女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2020)で2位につけているエイミー・オルソン(Amy Olson、米国)の義父が、週末に他界したことが分かった。米メディアが報じた。

 28歳のオルソンは、首位を走る渋野日向子(Hinako Shibuno)とわずか1打差でキャリア初優勝を目指しているが、14日の大会最終日はつらい気持ちで臨むことになる。

 米誌ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)のウェブサイトによると、オルソンの夫グラント(Grant)さんは、大会が行われているテキサス州まで応援に駆けつけていたが、父が前夜に亡くなったことを聞いて13日に会場を後にし、母や親戚と合流した。

 ツアー7年目でいまだ勝利のないオルソンだが、147大会目にして初優勝を目指している。仮に全米女子オープンで初のツアータイトルを獲得すれば、2003年のヒラリー・ランキ(Hilary Lunke)以来となる。

 2日目から首位に立った渋野が通算4アンダーでわずかにリードを守る中、この日予定されていた最終日は、渋野、オルソン、モリヤ・ジュタヌガーン(Moriya Jutanugarn、タイ)の最終組がスタートする約30分前に雨のため中断。そのまま競技は再開されず、残りのラウンドは翌日への順延が決まった。(c)AFP