【12月13日 AFP】(更新)女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2020)は12日、米テキサス州ヒューストン(Houston)のチャンピオンズGC(Champions Golf Club、パー71)で3日目が行われ、渋野日向子(Hinako Shibuno)は「74」でスコアを三つ落としたものの、通算4アンダーで首位を守った。

 2位と3打差の首位から出た2019年のAIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)女王の渋野は、1番と18番でボギーをたたくなど、1バーディー、4ボギーでラウンドを終え、この日イーブンパーでホールアウトしたエイミー・オルソン(Amy Olson、米国)に1打差と迫られている。

 大会初出場での初優勝を目指す渋野は、通訳を介して「スコアを落としたのは少しショックだが、明日も自分らしく全力で頑張りたい」とコメントした。

 最初のホールで3パットをたたいた渋野は、5番でバンカーからのアプローチショットをピンそば約1メートルに寄せ、バーディーを奪ってリードを一時4打差に広げた。

 しかし7番では、泥が付いたまま打ったアプローチがグリーンの奥に転がり、その後約1.5メートルに寄せたがパーパットを外して再びボギーとした。14番ではバンカーにつかまり、アプローチも寄せられずに2パットでボギー。最終18番も約2.5メートルのパーパットを決められなかった。

 ツアー初優勝を狙うオルソンが単独2位、モリヤ・ジュタヌガーン(Moriya Jutanugarn、タイ)とキム・ジヨン(Ji-yeong Kim2、韓国)が他に唯一のアンダーパーとなる通算1アンダーで3位タイにつけている。ジュタヌガーンはスコアを一つ落としたが、カットラインぎりぎりで予選を通過したキムは、今大会最少タイとなる「67」をマークし、一気に優勝争いに浮上した。(c)AFP