イスラエル1部の過激サポ、UAE資本めぐり味方ファンを襲撃
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【12月12日 AFP】サッカーイスラエル1部リーグの強豪で、ファンが反アラブ主義で有名なベイタル・エルサレム(Beitar Jerusalem)は11日、クラブにアラブ首長国連邦(UAE)の資本が入ることをめぐり、ファン同士が衝突した。AFPの記者が明らかにした。
アブダビの首長家の一人であるシェイク・ハマド・ビン・ハリファ・アル・ナハヤン(Sheikh Hamad bin Khalifa Al-Nahyan)氏は7日、同クラブを所有するモシェ・ホゲグ(Moshe Hogeg)氏との9200万ドル(約95億7000万円)の「パートナーシップ契約」にサインした。
するとこの日選手が練習を行っているそばで、今回の投資を支持しているチームのサポーターが契約に反対している極右のファン集団「ラ・ファミリア」の数十人から襲撃を受けた。警察は、「騒動に関与した18歳から29歳までの4人を逮捕した」と公表した。
ベイタルのファンは伝統的に反イスラム主義と反アラブ主義で知られており、過激サポーター集団の「ラ・ファミリア」はイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)を否定するチャントで知られている。
同クラブはアラブ人が一度も所属したことがない唯一のイスラエルのチームとなっている。しかし、近年ではそうしたイメージを変える活動を行っており、2017年には人種差別に反対する取り組みで賞も受賞した。
イスラエルは9月に米首都ワシントンでUAEとバーレーンのアラブ2か国との国交を正常化する協定に署名しており、今回の契約はそうした情勢の中で結ばれた。ベイタルは、シェイク・ハマド氏が今後10年間で9200万ドルを投資する見返りとして、クラブの所有権のおよそ半分を買ったとしている。(c)AFP