【12月12日 AFP】(更新)メキシコの医薬規制当局は11日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)が開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認した。ウーゴ・ロペスガテル(Hugo Lopez-Gatell)保健次官が明らかにした。

 ロペスガテル氏は記者会見で、連邦衛生リスク対策委員会(COFEPRIS)がファイザーとビオンテックのワクチンの緊急使用を許可したとし、同ワクチンを承認したのはメキシコが世界で4か国目だと述べた。

 しかし実際は、英国、カナダ、サウジアラビア、バーレーンがすでにワクチンの緊急使用を許可しており、メキシコは5か国目。米国はそれに次ぐ6か国目となる。

 メキシコのワクチン接種は、最前線で働く医療従事者が優先される。(c)AFP