【12月11日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2020)は10日、米テキサス州ヒューストン(Houston)のチャンピオンズGC(Champions Golf Club、パー71)で開幕し、2019年のAIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)女王の渋野日向子(Hinako Shibuno)が3アンダー「68」で2位タイにつける好発進を見せた。

 今大会は予選2ラウンドがサイプレスクリーク(Cypress Creek)とジャックラビット(Jackrabbit)の2コースに分けられており、この日サイプレスクリークでプレーした渋野は、ジャックラビットに割り当てられたタイのモリヤ・ジュタヌガーン(Moriya Jutanugarn)と韓国のキム・イェリム(A-Lim Kim)と2位に並んだ。

 初日トップに立ったのは、渋野と同じくサイプレスクリークでプレーした米国のエイミー・オルソン(Amy Olson)だった。世界ランク68位でメジャー初タイトルだけでなくLPGAツアー初優勝を目指している同選手は、ホールインワンを記録するなどして4アンダー「67」のわずか1打差でリードしている。

 一方、今年の全英女子オープンを制したドイツのソフィア・ポポフ(Sophia Popov)は2アンダー「69」を記録し、フィリピン国籍で出場している笹生優花(Yuka Saso)ら計7人がひしめく5位グループにつけた。

 世界ランキング1位の高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン、韓国)は、前回覇者で同胞のイ・ジョンウン(Jeong-Eun Lee6)と共に2オーバー「73」の55位タイに出遅れ。同2位で今週世界トップの座を奪取する可能性があるキム・セイヨン(Sei Young Kim、韓国)は、1オーバー「72」の37位グループに並んでいる。

 日本勢では他に、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)がイーブンパー「71」で24位タイにつけている。(c)AFP