【10月12日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2020)は11日、米ペンシルベニア州ニュートンスクエア(Newton Square)のアロニミンク・ゴルフクラブ(Aronimink Golf Club、パー70)で最終日が行われ、韓国のキム・セイヨン(Sei Young Kim)が大会最終日の最少スコア7アンダー「63」を記録し、通算14アンダーでメジャー初制覇を果たした。

 ソウル出身の27歳はノーボギーで最終日のラウンドを終え優勝。女子メジャーでは直近の10大会で初優勝が9人誕生している。

「大きな意味がある。とても感傷的になっている。夢がかなった。最大の目標に到達するまで少し待った」 と切り出したキムは、「とても満足している。自分自身に打ち勝ったと感じている。メジャー初勝利はとてもうれしい」 と喜んだ。

 世界ランキング7位のキムは、4日間で大会記録の通算14アンダーを記録。2位に入った同胞の朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク、韓国)に5打差をつけた。3位タイには通算7アンダーで畑岡奈紗(Nasa Hataoka)とカルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)が並び、5位は同4アンダーのアンナ・ノードクイスト(Anna Nordqvist、スウェーデン)だった。

 昨年11月のCMEグループ・ツアー選手権(CME Group Tour Championship 2019)以来となるツアー通算11勝目を飾ったキムは、「明らかに気分は違う。あの大会の勝利もスリリングで素晴らしかったが、今回の優勝は劇的な快挙を達成したような気分だ」と話した。

 また、1番で188ヤードからの5番アイアンでの第2打がカップインするなど1イーグル、4バーディー、ノーボギーで「64」をマークした畑岡は、「最後までずっとファイトしただけ」とコメントしている。(c)AFP