工場閉鎖するなら補助金返還を 仏自治体、ブリヂストンに要求
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【12月9日 AFP】タイヤ大手ブリヂストン(Bridgestone)が仏北部ベテューヌ(Bethune)の工場を閉鎖すると発表したことを受けて、現地の自治体は8日、補助金125万ユーロ(約1億5800万円)の返還を求めた。
ベテューヌブリュエ(Bethune-Bruay)都市共同体の評議会は、ブリヂストンがすべての義務を果たしていないとして、議長が補助金の返還を求めることを承認。必要があれば、法的措置も認めるという。
ブリヂストンは2007年、3000万ユーロ(約37億8500万円)を投じて事業を拡大し、超高性能タイヤを製造する計画を立ち上げ、ベテューヌブリュエはこの計画に補助金を出していた。
ブリヂストンは今年9月、欧州における過剰生産能力の問題や低価格のアジアブランドとの競合を理由に、863人が勤務するベテューヌ工場を閉鎖すると発表していた。(c)AFP