【12月8日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は7日、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)からマネジメントチームに加わるようにアドバイスされたことに反発し、「興味があるのはお前の顔をひっぱたくことだけだ」と警告した。

 6日付の英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)にジョシュアのインタビューが掲載されると、この日はフューリーがそれに反論し、両者の間にあった導火線に再び点火された。

 2012年ロンドン五輪の金メダリストであるジョシュアはインタビューの中で、スーパースターになりたければ自身のプロモーターであるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏のマッチルーム・ボクシング(Matchroom Boxing)に加入し、自分のマネジメントグループと連携するべきだとの持論を展開し、「彼(フューリー)はマッチルームと258マネジメント(258 Management)に来て、われわれにキャリアを任せるべきだと思う」と語っていた。

 すると、32歳のフューリーはツイッター(Twitter)で断固とした態度を示し、「ジョシュア、お前には分からなかっただろうが、俺はスーパースターや有名になるということに興味はない」と返した。

「俺は戦う男で、興味があるのはお前の顔をひっぱたくことだけだ。お前がスターの座にいる間、俺はリアルで居続ける。スーパースターの前に参上する」

 ジョシュアは、12日に英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で開催されるクブラト・プレフ(Kubrat Pulev、ブルガリア)との世界戦を控えており、来年にはフューリーと2度対戦することで基本合意している。(c)AFP