ホワイトはフューリーと戦う「チャンス失った」 ウォーレン氏が語る
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【11月5日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)の共同プロモーターを務めるフランク・ウォーレン(Frank Warren)氏は4日、ディリアン・ホワイト(Dillian Whyte、英国)に来月の試合でフューリーと戦う資格はないとコメントした。
ホワイトは今月21日にアレクサンドル・ポベトキン(Alexander Povetkin、ロシア)との再戦が予定されていたが、ポベトキンが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため試合は中止となった。
これを受けてホワイトのプロモーターを務めるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏は、英ロンドンで12月に行われる試合の対戦相手が決まっていないフューリーとの一戦を持ちかけたが、ウォーレン氏は8月にポベトキンにKO負けしたホワイトが相手となる見込みはないと主張した。
英ラジオ局トークスポーツ(talkSPORT)でウォーレン氏は、「ディリアン・ホワイトに救いの手を差し伸べるつもりはない」とコメントした。
「間違えていたら訂正してほしいが、ディリアン・ホワイトはこの前の試合で完膚なきまでにたたきのめされただろう?」「当時彼はタイソンの指名挑戦者で、向こうはそれについてしつこく話していたが、愚かにもポベトキンと試合をさせてチャンスを失ったんだ」
またウォーレン氏は、フューリーが次に戦うのは2017年にデレック・チソラ(Dereck Chisora、英国)に判定勝ちしたアギト・カバイェル(Agit Kabayel、ドイツ)が有力だとしている。
一方、先日オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)に敗れたチソラは、それからわずか3週間でホワイトと3度目の対戦を行う用意があるとコメントしている。ホワイトは2016年と2018年にチソラに勝利している。(c)AFP