【12月7日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは6日、第11節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-0でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に完勝を収めた。指揮官のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、ファンが戻った本拠地アンフィールド(Anfield)に「鳥肌」が立ったと話している。

 6月に30年ぶりのリーグ優勝を達成して以降も、サポーターの前でプレーする機会がなかったリバプールだが、この日はその分を埋め合わせるかのように、新型コロナウイルス対策のもとで入場を許可され、クラブアンセムの「You'll Never Walk Alone」を歌う2000人のファンの前で大勝した。

 序盤はウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)が何度かチャンスを作ったが、前半の中盤にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が先制点を挙げた後はリバプールが主導権を握り、後半にはジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)とジョエル・マティプ(Joel Matip)のゴール、ネルソン・セメド(Nelson Semedo)の終盤のオウンゴールで得点を重ねた。チーム力の差を見せつけたリバプールは、勝ち点を首位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と同じ24に伸ばしている。

 感極まった様子のクロップ監督は、英BBCに対して「試合と雰囲気が素晴らしくて鳥肌が立った」「最初のYou'll Never Walk Aloneもすごく良かった。あれほど気持ちの良いものだとは思わなかった」とコメントした。

「今の状況が2月に始まって、みんな日常が戻ってくるのを待っていた。日常は良いものだ。今までのわれわれはその価値をあまり分かっていなかったと思う。本当に胸に来たよ」 (c)AFP