【12月6日 AFP】前週の20F1第15戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2020)で大クラッシュを起こしたハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が5日、アクシデント後初めてF1マシンに乗った。

 34歳のグロージャンは、先月29日に行われたバーレーンGP決勝の1周目にクラッシュしたが、自力で炎から抜け出し、手のやけどだけで免れていた。

 この日、6日ぶりにパドックに戻ってきたグロージャンは、自身がマシンに乗った写真をソーシャルメディアに投稿。「いつものレーシンググローブではないけれど、ハースのマシンに座れて本当に良い気分だった。最高に幸せだった」とつづった。

 近年のF1では最大規模となった今回のアクシデントでは、時速245キロでバリアーにぶつかった衝撃でグロージャンのマシンは真っ二つとなり、ガードレールも破裂。グロージャンは大破したマシンの前半分に閉じ込められた。

 グロージャンは、その後AFPとのインタビューで「死を間近で感じた」と振り返っている。

 他の選手たちはバーレーンで2週連続で大会に臨んでおり、同日に行われた第16戦サキールGP(Sakhir Grand Prix 2020)予選では、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が、ポールポジションを獲得した。(c)AFP