【12月5日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のレジェンドであるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏や同国のバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領、同国ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元QBコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)がそれぞれ着用していたユニホームが4日、オークションで過去最高額で落札された。

 この日閉幕した4日間にわたる米競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)のオークションでは、3人のものと共にNBAロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のスーパースターであるレブロン・ジェームズ(LeBron James)のユニホームも目玉として出品された。

 現役時代の1990年代に通算6度のNBAファイナル制覇を果たすなどしたジョーダン氏の背番号23のジャージーは、1984年にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)との入団会見で手にしたもので、自身の着用ユニホームとしては最高額の32万ドル(約3300万円)で競り落とされた。

 一方、オバマ氏が1979年にハワイ州で優勝したプナホウ・スクール(Punahou School)時代に袖を通していた背番号23のユニホームは、高校のジャージーとしては史上最高額となる19万2000ドル(約2000万円)の値が付いた。

 これはジェームズが高校時代に着ていたユニホームが2019年10月に記録した過去最高額の18万7500ドル(約1950万円)を上回った。またユニホームには、これを実際に着用してプレーするオバマ氏の姿が掲載された卒業アルバムのコピーもつけられた。

 ジェームズがクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のルーキーだった2003-04シーズンに着用していたジャージーは、12万8000ドル(約1330万円)で落札され、今回出品された3人の背番号23のジャージーの合計落札金額は64万ドル(約6670万円)に上った。

 人種差別への抗議活動で物議を醸したキャパニックが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)でのNFLデビュー戦で使用した背番号7の白いサイン入りジャージーは、NFLのユニホームでは史上最高の12万8000ドルを記録した。

 NFLのユニホームのこれまでの最高額は、ジョニー・ユナイタス(Johnny Unitas)氏が着た1960年代のボルティモア・コルツ(Baltimore Colts)のジャージーと、ジョー・ネイマス(Joe Namath)氏がニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)のルーキーとして活躍していた1960年代のジャージーが、それぞれ2014年と昨年7月に記録した11万8230ドル(約1230万円)だった。(c)AFP