【12月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は2日、第5節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はラツィオ(SS Lazio)と1-1で引き分けてグループF突破を決め、グループEのチェルシー(Chelsea)はオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の4得点でセビージャFC(Sevilla FC)を4-0で下した。

 けがでアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)を欠いたドルトムントは、ホームでラツィオと勝ち点1を分け合い、16強入りを決めた。

 ドルトムントはラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)のゴールで先制したが、かつてチームに所属したチロ・インモービレ(Ciro Immobile)にPKを決められて追いつかれた。ラツィオは来週のグループ最終節でクラブ・ブルージュ(Club Brugge)に敗れなければ決勝トーナメントが決まる。

 ベルギー代表の19歳シャルル・デ・ケテラーレ(Charles De Ketelaere)、ハンス・ヴァナーケン(Hans Vanaken)のPK、ノア・ラング(Noa Lang)の得点でFCゼニト(FC Zenit)に3-0で勝利したブルージュは、ラツィオとのポイント差を2として決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 チェルシーは、ジルーのゴールラッシュでセビージャを敵地で粉砕した。今季2試合目の先発出場となったジルーは、見事なタッチで2得点を記録するとヘディングで3点目を挙げ、最後はPKで4ゴール目を記録した。

 34歳でのハットトリックは、ハンガリー代表のレジェンドでレアル・マドリード(Real Madrid)のフェレンツ・プスカシュ(Ferenc Puskas)氏がフェイエノールト(Feyenoord)戦で記録した1965年より後では大会最高齢となった。

 両チームはすでに16強入りを決めていたが、勝利したチェルシーがグループ首位通過となった。(c)AFP/Andy SCOTT