【12月2日 AFP】11月29日に行われた20F1第15戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2020)決勝で、高速クラッシュによってマシンが炎上する大事故に遭ったハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が、2日に退院する予定であると明かした。

 1周目にアルファタウリ(AlphaTauri)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)と接触したグロージャンは、炎上するマシンから脱出する際に負った手のやけどの治療を受けている。

 グロージャンはツイッター(Twitter)に投稿した映像の中で、「特に問題がなければ、あす退院する。良くなってきている。もちろん痛む箇所はいくつかあるが、大丈夫だ」と話した。

「ああいったことはあったが、痛みはそれほどひどくないと思っている。生きていて、皆さんに話しかけられることをうれしく思う」

 グロージャンは約30秒間もマシンの中にいたが、コックピットを囲む頭部保護装置「Halo」のおかげで命が助かった。

 今週末に予定されている第16戦サキールGP(Sakhir Grand Prix 2020)では、F1で通算2度の選手権制覇を果たしたエマーソン・フィッティパルディ(Emerson Fittipaldi)氏を祖父に持つピエトロ(Pietro Fittipaldi)が代役としてF1デビューを果たす。

 34歳のグロージャンは、自身にとってF1でのラストレースになるかもしれない今季最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2020)での復帰を望んでいる。(c)AFP