【12月1日 AFP】ベトナム最大の都市ホーチミン(Ho Chi Minh)で11月30日、同国で約3か月ぶりとなる新型コロナウイルスの市中感染が確認された。当局者らは感染拡大を食い止めるのに必死だ。

 厳しい移動制限、広範な隔離措置、そして感染経路の追跡を徹底的に行ったとして、ベトナムの新型コロナウイルス対策は称賛されていた。

 しかし、ベトナム保健省は先月30日、ホーチミンで32歳の男性の感染が確認されたと発表した。男性は、先週末に陽性と判定されたベトナム航空(Vietnam Airlines)の客室乗務員の親族。

 保健省は「感染者が訪れていた(ホーチミン市内の)場所を一時的に封鎖する措置」を取り、数十人の濃厚接触者を隔離していると発表した。

 人口約9600万人のベトナムだが感染者は1347人、死者は35人に抑えられている。(c)AFP