【12月1日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は11月30日、新型コロナウイルスの起源解明に向けてあらゆる手段を講じると表明し、起源解明は将来の感染症流行の防止に不可欠だと強調した。

 テドロス氏は記者会見で、「われわれは起源の解明を望んでおり、そのために手を尽くす」と言明。WHOが中国に調査の主導権を受け渡したと批判する人々に対し、問題の「政治化」をやめるよう求め、「WHOの立場は非常に明白だ。このウイルスの起源は、将来の感染症発生を防ぐのに役立ち得るものであるため、解明する必要がある」と述べた。(c)AFP