【11月29日 AFP】上海国際マラソン(2020 Shanghai International Marathon)が29日、中国・上海で行われ、一部マスクを着けたランナーら、約9000人が出場した。

 今年のニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)やベルリン・マラソン(Berlin Marathon)、ボストン・マラソン(Boston Marathon)、シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon)といった最高峰の大会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の餌食となり、ロンドン・マラソン(London Marathon 2020)と東京マラソン2020(Tokyo Marathon 2020)はエリート選手の出場のみに限って開催された。

 その傾向に逆らった上海国際マラソンは、感染防止のためのウイルス予防策を講じた上で、快晴の空の下で開催された。

 中国メディアは、大規模イベントが新型コロナウイルスで台無しとなったこの一年の中では、今大会は貴重なものになったと報じている。

 大会側はレース前に、世界的な健康危機が続いている中で、昨年末にパンデミック(世界的な大流行)を引き起こす前に新型コロナが発生した中国がどのように前進しているかを示す機会になると、称賛の声を上げていた。(c)AFP