【11月29日 CNS】中国国家郵政局によると、今年の宅配便取扱量が16日時点で史上初の700億件を突破した。最近の3か月で500億件、600億件、700億件と増え続け、年内で800億件に達する見込み。新型コロナウイルスを克服し、経済の回復と消費の向上を顕著に表している。

　1～10月の郵政業務は前年比28.4％増の1兆6336億元（約25兆8875億円）。このうち宅配取扱量は643億8000万件で、2019年全体の635億2000万件を超えた。

　宅配便は、新型コロナの流行期は外出が困難になった消費者の生活を支え、コロナ収束後は企業の操業再開に貢献した。ネット通販の宅配は取扱量増加の中心要素となっており、特に地方の中小都市や農村への宅配が増加した。中国最大のオンラインショッピングセール「双11」の影響で11月1日～11日の取扱量は前年比26.1％増の39億6500万件に上った。(c)CNS/JCM/AFPBB News