【11月26日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は25日、スウェーデン代表でのプレーが恋しいと述べ、来年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)に向けて代表復帰に前向きとも取れる姿勢を示した。

 2016年の欧州選手権を最後に代表チームから引退した39歳のイブラヒモビッチは、スウェーデンの日刊紙アフトンブラデット(Aftonbladet)に、「聞かれたら正直に言うさ。代表チームが恋しいとね」とコメントした。「秘密にするようなことじゃない」

「恋しいと思わないやつはすでに現役を退いている。俺はまだキャリアを終えていない」

 スウェーデン代表として116試合に出場し62得点をマークしているイブラヒモビッチは、今年初めにミランに復帰してから見事なパフォーマンスを見せており、今季のリーグ戦ではここまで10ゴールを挙げ得点ランキングの首位に君臨。驚異の12回目となるスウェーデンの年間最優秀選手にも選出された。

 しかし、スウェーデン代表のヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督から招集を受けたら、どう反応するかとストレートに問われると、「時間をくれ。考えないといけない」と曖昧に返答した。

 イブラヒモビッチは今月、スウェーデン代表のユニホームを着用し、キャプテンマークを巻いた自身のかつての写真をSNSに投稿し、「久しぶり」と書き込んでいた。

 一方のアンデション監督も同紙に問われたが、こちらはそこまで大きな関心を持っている様子には見えず、「とても困っている」と話し、以下のように続けた。

「彼から2016年に代表を引退したいと告げられ、私はその選択を尊重した。だから今後は彼次第」「もし気が変わって再び代表チームに入りたくなったのなら、彼はそう明言しなければならない。そうなった場合、私が決断を下すことになる」 (c)AFP