【11月27日 CNS】米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園(Smithsonian's National Zoo)で8月下旬、22歳の高齢で出産したパンダ「美香(Mei Xiang)」と赤ちゃんが現在、共に健康であると、中国パンダ保護研究センターの公式サイトが伝えた。

 美香は米国が中国から借り受けているパンダ。オスの「添添(Tian Tian)」とうまく交尾できなかったため、人工授精で出産した。パンダの22歳は人間では66歳にあたるとされるが、美香の体重は106キロに達し、体調は安定している。食事は1日4~6回に分けて計25~45キロもの量をたいらげている。主食の竹や補助食のサツマイモ、ビスケット、ニンジン、リンゴ、ナシ、サトウキビなどのほか、季節の果物や野菜で作ったアイスキャンデーもほおばっている。

 美香の赤ちゃんは生後80日を迎え、体形や毛の生え方は正常で、温度の変化にも耐えられるようになった。

 動物園では4人の飼育員がパンダを見守り、栄養士が食物を管理。獣医師チームが毎週、美香と赤ちゃんの健康を確認している。(c)CNS/JCM/AFPBB News