【11月23日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは22日、第9節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はレスター・シティ(Leicester City)に3-0で快勝し、首位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝ち点20で並んだ。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、主力8人が離脱する危機を乗り切ったチームを称賛した。

 ビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)やジョー・ゴメス(Joe Gomez)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)、ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)、ティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)、シェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)、アレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が負傷中のリバプールは、新型コロナウイルスの検査で陽性を示したエースのモハメド・サラー(Mohamed Salah)まで失うこととなった。

 しかしリバプールは前節を終え首位に立っていたレスターを一蹴し、本拠地アンフィールド(Anfield)での無敗記録をクラブ史上最長となる64試合に更新した。

 クロップ監督は「(満足かと問われ)とてもね。われわれは100パーセント勝利に値した。選手はトップクラスの相手に信じられない試合をした」とチームをたたえると、「今夜のようなプレーが当たり前だとは思わない。選手は燃えていた」と続けた。

 右サイドバックで先発した34歳のジェームス・ミルナー(James Milner)は、後半にナビ・ケイタ(Naby Keita)が負傷すると中盤でプレーし、この日もユーティリティープレーヤーとしての価値を証明した。

 ミルナーのCKから相手DFジョニー・エヴァンズ(Jonny Evans)のオウンゴールで先制したリバプールは、その後アンディ・ロバートソン(Andy Robertson)のピンポイントクロスにジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)が頭で合わせて加点。ジョタのデビュー以来ホームでの4戦連発はリーグ戦ではクラブ史上初となった。

 そして終了間際にリバプールは、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が再びミルナーのCKに打点の高いヘディングで合わせて試合を締めくくった。サラーが復帰した場合、フィルミーノを外してジョタを起用すべきという意見についてクロップ監督は、「彼はばかげたことを言われている。誰も今夜の彼のようにゴールに近づくことはできないのだから」と反論した。

「彼は間違いなく優れたスコアラーだ。われわれは彼に満足している。今夜のプレーは傑出していた」 (c)AFP