【11月23日 AFP】20-21イタリア・セリエAは22日、第8節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が2得点を挙げるなどし、アウェーでナポリ(SSC Napoli)を3-1で下し首位を守った。

 ミランは同日エラス・ベローナ(Hellas Verona)に2-0で勝利した2位サッスオーロ(US Sassuolo)に2ポイント差、ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)の2得点などでパルマ(Parma Calcio)を3-0で下した3位ASローマ(AS Roma)に3ポイント差をつけている。

 好調をキープするイブラヒモビッチは20分、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)のクロスに頭で合わせて先制点を挙げると、54分には膝でこの日2点目をマーク。しかし39歳は79分に左ハムストリングを痛めて途中交代した。

 新型コロナウイルスに感染し2試合出場を見合わせたイブラヒモビッチは、今季ピッチに立ったリーグ6試合すべてでネットを揺らしており、10ゴールで得点ランクのトップに立っている。

 新型コロナウイルスの検査で陽性となり、ステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督が遠征に帯同しなかったミランは、敵地でナポリから2010年以来の勝利。最後にスクデット(リーグ優勝)を獲得したこの年のナポリ戦でもイブラヒモビッチは得点者に名を連ねている。

 ナポリはドリース・メルテンス(Dries Mertens)が反撃ののろしを上げた直後の65分、ティエムエ・バカヨコ(Tiemoue Bakayoko)が2度目の警告を受けて退場処分に。するとミランはアディショナルタイム5分、21歳のイェンス・ペッテル・ハウゲ(Jens Petter Hauge)がリーグ戦初得点を挙げて試合を決めた。

 前日カリアリ(Cagliari Calcio)に2-0で勝利した王者ユベントス(Juventus)は、ミランと4ポイント差の4位となっている。

 昨季2位のインテル(Inter Milan)は、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が2得点を挙げるなどトリノ(Torino FC)に4-2で逆転勝利し5位に浮上。前節を終えて3位につけていたナポリは首位と6ポイント差の6位に転落した。(c)AFP/Emmeline MOORE