【11月22日 AFP】ラグビーの8か国対抗戦オータム・ネーションズカップ(Autumn Nations Cup 2020)は21日、第2節の試合が行われ、イングランドは18-7でアイルランドを下した。

 アイルランドに4連勝と再びその力量の差を見せたイングランドは、プールAで2連勝を飾った。

 シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)王者のイングランドは、ジョニー・メイ(Jonny May)の見事な単独突破を含むトライ2本、オーウェン・ファレル(Owen Farrell)のコンバージョン1本で前半を12-0で折り返した。
 
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響で無観客開催となったトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)での一戦で、イングランドは後半さらにファレルが2本のペナルティーを決めて余裕を手にした。

 その後アイルランドのジェイコブ・ストックデール(Jacob Stockdale)のトライなどで得点を許したものの、イングランドはいくつもターンオーバーのペナルティーを勝ち取った堅固なディフェンスもあって勝利を手にした。

 メイは17分、アイルランドのヒューゴ・キーナン(Hugo Keenan)とのジャンプの競り合いを制してファレルのクロスキックのボールをキャッチしてトライを決めると、数分後には見事な単独トライを決めた。自陣深くからボールを手に走り出したメイは、その後2度ボールを蹴りだしてアイルランドの守備陣を打ち破り、フィールドの端から端までの力走でトライを決めた。

 メイはテストマッチ59試合で31のトライを重ねており、これは同国代表最多トライ数49を誇るロリー・アンダーウッド(Rory Underwood)氏につぐ数字となっている。

 イングランドのエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、メイの得点能力についてどれほど高く評価しているかと尋ねられると、「彼が30歳ということを考えるとトップクラスだ。それでもまだすべての面で成長している」と応じた。

「とても練習熱心で、向上することに取りつかれているよ」

 同日行われた試合ではウェールズが18-0でジョージアを下し、テストマッチでの連敗を6で止めている。(c)AFP/Julian Guyer