【11月21日 AFP】ラグビーの8か国対抗戦オータム・ネーションズカップ(Autumn Nations Cup 2020)の主催者は20日、フィジーの選手に新型コロナウイルスの陽性者が続出していることから、28日に予定されていた同国対スコットランド戦中止の決定を下した。

 フィジーはこれまでの検査で29人の陽性者が出ており、大会主催者は今週末に同国が臨むはずだった第2節のイタリア戦を先日中止したが、この日は第3節のスコットランド戦についても試合の一週間前に同様の決定を下した。フィジーは前週のフランスとの開幕戦も中止され、今大会はほぼ終了となる悪夢に見舞われている。

 イタリアとスコットランドは不戦勝でボーナスポイントが与えられることになっている。

 主催者は「フィジー陣営で感染が拡大し、最低でも10日間の隔離措置に加え、国際テストマッチに向けた適切な準備が必要なのは明白であることから、残念ながらこの決定は避けられなかった」と説明。また、グループBのフィジーが、来月5日に行われるグループA4位とのプレーオフでプレーできることを望んでいるとも補足した。(c)AFP