【11月21日 AFP】20-21フランス・リーグ1は20日、第11節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2点のリードをふいにし、2-3でASモナコ(AS Monaco)に敗れた。

 PSGは前半、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が古巣相手にPKを含む2点を決めてクラブ通算得点数を99に伸ばし、リーグ戦9連勝に向けて順調に進んでいるかに思われた。

 しかし、モナコは後半にケビン・フォラント(Kevin Volland)が2ゴールを決めると、PSGはアブドゥ・ディアロ(Abdou Diallo)がPKを献上するとともに退場処分に。モナコはこの重要なPKをセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が蹴り込んだ。

 PSGは首位の座を守っているものの、この結果は来週に控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の大事なRBライプツィヒ(RB Leipzig)戦を控える中、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督率いるチームにとっては大きな痛手となった。

 前半にエムバペとモイゼ・ケアン(Moise Kean)の得点取り消しを目の当たりにして落胆したトゥヘル監督は「怒りよりも驚きの方が大きい」と語った。

「まったく別々の前後半だった。最初は完全に試合を支配していたが、後半はすっかり別物だった。それも自分たちの責任としか言えない」

 この勝利でモナコはPSGと勝ち点4差の暫定2位に浮上。前節を終えて2位だったリール(Lille OSC)は、22日のロリアン(FC Lorient)戦に勝利すれば、PSGとの差を2に縮めることができる。

 またこの試合では、ブラジル代表の2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)南米予選の2試合を欠場していたPSGのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、後半から途中出場して復帰を果たしている。(c)AFP