【11月19日 AFP】米連邦航空局(FAA)は18日、2度の墜落事故を受けて1年8か月にわたって運航停止となっている米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)の737MAX型機について、運航再開を承認した。

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 運航再開承認に向けて自ら試験飛行を行ったこともあるFAAのスティーブ・ディクソン(Steve Dickson)局長は、737MAX型機の安全性について「100%の自信を持っている」と述べた。

 737MAX型機は2018年から2019年にかけて、2度の墜落事故を起こし、計346人の犠牲者を出した後、運航停止となった。ボーイングは安全性を犠牲にして利益を追求したとして、FAAはボーイングにおもねりすぎているとして非難の的になった。

 ボーイングはFAAの決定を称賛し、同社が名誉を挽回し、737MAX型機の運航を安全に再開させる行程における「重要な節目」と呼んだ。(c)AFP/John BIERS