自殺を防いだ男は32年間逃亡中の殺人容疑者と判明 中国・内モンゴル
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【11月21日 CNS】中国・内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス市(Ordos)ダラト旗(Dalad、旗は自治体の単位)で、川に飛び込み自殺を図った男を警察官が救助したところ、家族4人を殺害して32年間逃亡していた容疑者と判明した。
10月29日午前0時頃、ダラト旗の警察署に「誰かが川に飛び込もうとしている」と通報があった。警察官がすぐ現場に駆けつけると、川に飛び込もうとする男性を発見。男性は興奮した状態だったため、警察署に連れて行った。
男性は身なりからホームレスらしく、警察官が食事や水、靴を与えた。落ち着いた男性は「川に飛び込み自殺をしようとした」と打ち明け、自分の身の上話を始めたところ、「何十年も前に家族を殺した」と打ち明けた。
警察は供述に基づいて捜査を開始。男は山西省(Shanxi)出身の王という名字で、家族とずっと争いごとが絶えず、1988年7月、眠っていた義母、妻、義理の弟、そして2歳になったばかりの息子をおので殺害したという。それから32年間、物乞いをしながら全国をさまよっていた。
警察は殺人容疑で王容疑者を逮捕。1人の命を救ったことで、4人が殺害された事件が32年ぶりに解決されることになった。(c)CNS/JCM/AFPBB News