【11月17日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2020)は16日、2日目が行われ、大会第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を6-3、6-4で下し、白星発進を切った。

 メドベージェフが勝利したパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2020)決勝の再戦となった試合は、互いに相手のサービスを破り合う激しい出だしとなったが、第6ゲームで2回目のブレークを奪ったメドベージェフが第1セットを先取。第2セットは両者共にサーブのリズムをつかむ中、ズベレフが第7ゲームで先にブレークを許し、メドベージェフがそのまま勝利を収めた。

 2018年大会覇者のズベレフは、最初の2ゲームで4本のダブルフォールトを犯すなど、この日は試合を通してセカンドサービスで苦しみ、19ポイント中15ポイントを失った。

 2人合わせて15本あったブレークポイントのうち、自身は6本中5本をしのいだメドベージェフは、初出場となった昨年のATPファイナルズでは3戦全敗だったが、前週のパリ・マスターズでの優勝が自信になったと述べた。

 この日の試合については体力を消耗する一戦だったと評し、「キャリアの中でも最も強度の高い試合の一つだった。実際に第2セットでは、どちらも疲れていてあれ以上走れなかったから、互いに何本か簡単にウイナーを奪えた」と振り返った。「素晴らしいラリーも何本かあった。この激闘に勝利できてうれしい」 (c)AFP/John WEAVER