【11月16日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2020)が15日に開幕し、大会第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は7-6(7-5)、4-6、6-3で第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を下し、昨年大会の決勝で敗れた相手にリベンジを果たした。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)王者のティエムは、第1セットのタイブレークを制した後につまずいたが、再び持ち直し「グループロンドン2020」内の主導権を握った。

 この日の後の時間帯に行われた同グループの一戦では、第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が6-3、6-4で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)に勝利している。

 27歳のティエムは「去年の方がレベルは高かった。去年は決勝で二人とも最高の状態で、100パーセントでタイトルを狙っていた。雰囲気も普通ではなかったけれど、きょうは少し違った」と振り返った。

「僕らのどちらもサーブのオーバーが多くて試合全体でも2度のブレークしかなかった。(コートの)コンディションはかなり速いから、自分の勝利にはかなり満足している」

「ファイナルズでのトップ10選手相手の勝利はスペシャルなものだし、ステファノスからのすべての勝利もまた特別なものだ」 (c)AFP/John WEAVER