ギリシャ、小・中学校と幼稚園を閉鎖 コロナ死者1000人超え
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【11月15日 AFP】ギリシャ政府は14日、新型コロナウイルスによる死者が1000人を超えたことを受け、小学校と幼稚園・保育園を今月末まで閉鎖すると発表した。すでに中学校は9日から閉鎖されており、すべての授業が遠隔で行われている。
ギリシャでは7日から、全土で午後9時から午前5時まで、夜間外出禁止令が敷かれている。
当局は新規感染者が2835人確認されたと報告。感染者数は累計で7万2510人に上り、新たに亡くなった38人を合わせて、死者数の累計は1035人となった。
人口およそ1100万人のギリシャでは10月後半以降、1日当たりの死者数がそれ以前と比べ4倍近くにまで上昇。1日当たりの新規感染者の数も2倍の3000人前後に上っている。
当局は14日、全国にあるコロナ患者用の集中治療室(ICU)の病床533床のうち、366床がすでに埋まっていると報告。感染拡大が最も深刻なのは、北部に位置する同国第2の都市テッサロニキ(Thessaloniki)だ。
欧州は9月から感染拡大の第2波に見舞われているが、大半の国は最初にロックダウン(都市封鎖)を実施した3月や4月とは異なり、学校の閉鎖には至っていない。(c)AFP