【11月13日 AFP】米ウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)が12日に発表した7〜9月期決算は、最終損益が7億1000万ドル(約750億円)の大幅赤字となった。新型コロナウイルス流行によるテーマパークや映画館への打撃が響き、前年同期の7億7700万ドル(約820億円)の黒字から暗転した。

 売上高は前年同期比23%減の147億ドル(約1兆5400億円)だった。

 一方で、立ち上げから1年を迎える公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」の会員数が7300万人を超えたのは、米ネットフリックス(Netflix)などと競合する動画配信分野に力を入れるディズニーにとって明るい兆しで、この情報が発表されると同社の株価は時間外取引で急上昇した。

 ボブ・チャペック(Bob Chapek)最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に起因する混乱があったにもかかわらず、会社を長期的に大きく成長させるための大胆かつ計画的な措置を講じつつ、効率的な事業経営ができた」と述べた。(c)AFP