【11月13日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は12日、プレーオフ決勝が各地で行われ、スコットランド、スロバキア、ハンガリー、北マケドニアが本大会出場を決めた。

 敵地ベオグラードに乗り込んだスコットランドはセルビアと1-1で120分を終えるも、迎えたPK戦を5-4で制し、長く遠ざかっていた主要国際大会への出場を決めた。

 9試合無敗のスコットランドは本大会でグループDに入り、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でイングランドと、ホームのグラスゴー(Glasgow)ではチェコ、クロアチアと対戦する。

 アイルランドとの準決勝にPK戦で勝利していたスロバキアは、延長戦の末に北アイルランドを2-1で下し、グループEでポーランド、スペイン、スウェーデンと顔を合わせることになった。

 本拠地ベルファスト(Belfast)で敗れた北アイルランドは、2016年の前回大会(UEFA Euro 2016)に続く本大会出場とはならなかった。

 また、ハンガリーはアイスランドに先制されながらも、終盤の2ゴールで2-1と逆転勝利。

 開催国の一つであるハンガリーはW杯ロシア大会(2018 World Cup)の王者フランスやドイツ、欧州王者ポルトガルと同じグループFに入り、2試合はホームのブダペストで開催される。

 北マケドニアは37歳のベテランFWゴラン・パンデフ(Goran Pandev)が56分に決勝ゴールを挙げ、敵地トビリシでジョージアを1-0で下した。

 世界ランキングで65位につける北マケドニアはこれが初の本戦出場であり、オランダやオーストリア、ウクライナと同じグループCに入ることが決定している。

 欧州選手権は本来今年開催されるはずだったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって来年6〜7月に延期された。24か国が出場し、欧州12都市の分散開催になる今大会は、準決勝と決勝がウェンブリーで行われる。(c)AFP/Andy SCOTT