【11月11日 CNS】中国科学院古脊椎動物・古人類学研究所の徐光輝(Xu Guanghui)教授は、雲南省(Yunnan)羅平県(Luoping)で2億年以上前の世界最古の疣歯魚科の化石を発見し、「雲南暴魚」と命名した。

 魚の体長は34センチ。羅平県では2億4400万年前の三畳紀アニス期の生物群が見つかっており、今回の化石はその中でも肉食性の新鰭魚類として最大の魚で、食物連鎖の中で高い位置を占めている。

「雲南暴魚」の発見により、羅平生物群の食物連鎖構造や三畳紀の生物の進化についての研究が進むことが期待されている。研究の成果をまとめた論文は国際学術誌「PeerJ」最新号に掲載された。(c)CNS/JCM/AFPBB News