【11月10日 CNS】中国の求人サイトBOSS直聘が10月下旬に発表した「2020年第3四半期(7~9月)の人材吸収力リポート」によると、新型コロナウイルスが抑制され、中国の人材の流動化が回復している。第3四半期の人材需要は前期同期比で28.6%増加。都市別では、北京が最も人材吸引力を持つ都市としてトップの座を取り戻した。

 中国国家統計局の2020年1~3四半期(1~9月)のデータによると、1~3四半期に全国で898万人が新たに雇用され、年間目標タスクの99.8%を完了した。

 第3四半期、BOSS直聘を通じた就業が成立した人たちの平均給与は7819元(約12万円)。観光、飲食、貿易、輸出入業界の需要が急速に回復している。多くの産業が完全に回復するのに伴い、中小企業の需要も着実に高まっている。

 BOSS直聘によると、第3四半期で各業界の給与水準は安定期に入ってきた。平均給与が高い15職種のほとんどはインターネット技術関連で、半数近い職種の平均給料は3万元(約47万円)以上、1位のシステムエンジニア3万9056元(約60万円)に達した。(c)CNS/JCM/AFPBB News