【11月10日 AFP】男子ゴルフのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)は9日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性判定を受けたと公表し、今週開催される第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)の出場を辞退した。

 2017年大会でジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)とのプレーオフを制し、自身初にして唯一のメジャータイトルを獲得したガルシアは、前週のヒューストン・オープン(Houston Open 2020)で予選落ちした後、8日に検査を受けて陽性が判明したといい、「ヒューストン・オープンから車で戻り、土曜日(7日)の夜に少しのどが痛くなってせきが出始めた」と自身のツイッター(Twitter)に投稿した。

「日曜日(8日)の朝になっても症状が残っていたので、新型コロナウイルスの検査を受けようと決断し、妻のアンジェラ(Angela Akins)もそうした。幸いにも彼女は陰性だったが、自分はそうでなかった」

 現在40歳のガルシアは、先月米ミシシッピ州ジャクソン(Jackson)で行われたサンダーソンファームズ選手権(Sanderson Farms Championship 2020)で、マスターズを制覇して以来のPGAツアー優勝を果たした。

 第149回全英オープン(The 149th Open Championship)が新型コロナウイルスの影響で中止となる中、ガルシアは今年の第120回全米オープン選手権(2020 US Open Championship)と第102回全米プロゴルフ選手権(2020 PGA Championship)のメジャー2大会ではいずれも予選落ちに終わっていた。

 新型コロナウイルスで今年のマスターズを欠場するのは、チリのホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann)に続いてガルシアが2人目となった。(c)AFP