【11月7日 AFP】男子ゴルフ、世界ランキング41位のホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann、チリ)は6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応が出たとして、次週開催される第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)の出場を見送ると明らかにした。

 2018年にラテンアメリカ・アマチュア選手権(Latin America Amateur ChampionshipLAAC)を制してマスターズに出場し、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)でプレーしたこの唯一の機会で予選落ちに終わったニーマンは、「新型コロナウイルスの検査で陽性となり、残念ながら来週のマスターズではプレーできなくなった」と自身のツイッター(Twitter)に投稿した。

「この大会は自分にとって重要だ。LAAC覇者として出場したことや、偉大な選手と一緒にプレーした素晴らしい思い出がある」「がっかりしているけれど、家族やチームの安全に配慮しながら早期回復に向けて最善を尽くしていく」

 サンティアゴ出身で21歳のニーマンは、新型コロナウイルスの影響で延期されたマスターズの前哨戦として先月行われたCJカップ(The CJ Cup 2020)で6位に入った。

 これまで獲得したツアータイトルは、昨年のア・ミリタリートリビュート・アット・ザ・グリーンブライアー(A Military Tribute at The Greenbrier 2019)のみとなっているが、8月にはフェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ第2戦のBMW選手権(BMW Championship 2020)で3位タイに入るなど、優勝争いの常連となっている。(c)AFP